みちのく潮風トレイル
みちのく
潮風トレイルとは
『みちのく潮風トレイル』は、青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸をつなぐロングトレイルです。
日本一美しい断崖やリアス海岸ならではの風景、恵み豊かな世界三大漁場など見どころが目白押しです。
その中でも唯一の内陸ルートが多賀城市を通るエリアです。海の景観以外にも魅力的な自然・歴史が豊富なスポットとなっています。
自然が織りなす圧倒的な美しさのなかを、かすかに感じる潮風にゆられながら味わってください。
多賀城市 内陸ルート
- 多賀城政庁跡
- 約1300年前の奈良時代に当時の政府が陸奥国を統治するために設置した役所跡。東北の政治、軍事、文化の拠点として724年に建設されてから平安時代まで約300年間存続したと伝えられ、奈良の平城宮跡、福岡の大宰府跡と並び、日本三大史跡に数えられています。
- 陸奥総社宮
- 延喜年間(901~922)、陸奥国府多賀城に赴任した国司が、陸奥国にあった100の神社の祭神を合祀して創建されたと伝えられ、塩竈神社に参拝するには、先ず総社宮に詣でることとされています。現在の拝殿は享保19年(1734)に建てられたもの。境内には、樹齢200年以上の白木蓮や600余年の老杉がそびえています。
- 東北歴史博物館
- 旧石器時代から近現代まで、東北地方全体を視野に入れた歴史系博物館。移築し復元された古民家では東北の伝統文化を幅広く紹介しており、水と緑を効果的に配した敷地内は季節を感じさせる絶好の散策コースとなっています。
- 多賀城市立図書館
- 平成28年3月リニューアルオープンした市立図書館。"家"をコンセプトに誰もが行きたくなる環境・居心地の良い空間が広がり、目的に応じて階層ごとに役割を設け、市内外多くの利用者に親しまれています。各種ワークショップやコンサートなどイベントも開催され、カフェやレストランなども併設されているので、トレイルの休憩ポイントには絶好の施設となっています。
- さんみらい多賀城・復興団地
- 東日本大震災後に今後の大規模災害に備えるとともに多賀城市の復旧・復興の後押しをする拠点として整備されている工業団地。団地内には、笹かまぼこの手焼き体験や工場見学が行える工場、玉子の自販機が設置されている工場など食品加工工場が多く立地します。仙台国際貿易港から約2km、仙台港北ICから約1kmに位置し物流面での交通アクセスに恵まれています。
トレイルの歩き方
- ◆ 自分にあったルートを選びましょう
- 自分の体力や経験、歩く距離、高低差などを考慮して、トレイルのどの区間を歩くかを決めましょう。難度の高い場所を通過するコースの場合は、慎重に行程を組みましょう。
- ◆ 無理は禁物!
- 安全管理は自己責任が基本です。決して無理をしないようにしましょう。必要な場合は、ガイドさんに同伴を依頼したり、ツアーなどに参加したりして、安全なトレイル歩きを楽しみましょう。
- ◆ ルートを歩くイメージを思い浮かべましょう
- スタート地点へのアクセス方法を決め、ルートの距離と所要時間を頭に入れておきましょう。食事の場所や休憩時間を想定しておけば、苦しい道のりも乗り切れます。地図上で広域避難場所の位置も確認し、万一の災害に備えましょう。ルート上の危険な箇所を知り、対策を考えておきましょう。海岸を通過するコースでは、潮位や波の高さを調べておくと良いでしょう。
装備品ガイド
- 必需品
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- トレッキングシューズ
- リュックサック
- 体温調節のできる服装
- 帽子
- 雨具
- マップ
- コンパス
- 水筒(ペットボトル可)
- ライト
- タオル
- ティッシュペーパー
- 携帯型救急セット
- 行動食
- 健康保険証(コピー可)
- 手袋
- 携帯ラジオ
- クマ鈴
- あれば便利なもの
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- ストック
- スパッツ
- 着替え
- デジタルカメラ
- 携帯電話
- GPS
- 折りたたみ傘
- 反射板
- 虫除け