10世紀前半、都から陸奥国府に赴任した国守の館跡。国守はこの場所でも政務を行い、都の右大臣に昇進した祝いとして馬を贈ったことを示す木簡(もっかん)が見つかっています。また、敷地内からは、大木を刳り抜いた井戸枠や高級な陶磁器類も多数発見されています。
神社コース
神社コースを巡る
見逃せないスポットをご紹介
JR東北本線 陸前山王駅
徒歩
15分
1
山王遺跡
(さんのういせき)
〔国守館跡(くにのかみのたちあと)〕
徒歩
00分
2
伏石
(ふせいし)
徒歩
20分
弘安10年(1287)の年号が刻まれた鎌倉時代の板碑。昔、この石を起して立てたところ、この地に疫病が流行しました。占ってみると石を起したためであるというので、再び元のように伏せたという伝説があります。
塩竈街道のゆるやかな上り坂の途中にあります。
3
貴船神社
(きふねじんじゃ)
徒歩
7分
五穀豊穣、海上安全、大漁の神とされ、古くから大小の木の船が献納されてきました。覆堂(おおいどう)を包み込むように枝葉を繁らせている樫(かし)の大木は樹齢470年です。
この神社は、民家の庭に接していますので、配慮して参拝して下さい。
4
六月坂地区
(ろくがつざかちく)
徒歩
20分
多賀城政庁の北約300mの位置にあたります。西門から東門に繋がる道路跡が発見され、その南側から複数の建物跡が発見されました。四面庇(しめんびさし)付建物があったことから、格式の高い役所跡と考えられています。
5
外郭東門跡
(がいかくとうもんあと)
徒歩
1分
東門は、奈良時代には東辺の築地線上に造られていましたが、9世紀初頭ごろには、東辺築地が城内に「逆コの字」状に入り込み、これに取り付く八脚門が建てられました。そして、築地が城内に屈曲する南隅(みなみすみ)と北隅(きたすみ)には櫓(やぐら)が付設されました。
付近に外郭北辺築地に至る散策路があります。
6
陸奥総社宮
(むつそうしゃのみや)
徒歩
1分
平安時代中期ごろ、陸奥国府多賀城に赴任した国司が巡拝を一箇所で行うため、陸奥国にあった100の神社を合祀(ごうし)して創建されたと伝えられている。鹽竈神社に参拝するには、まず総社宮に詣でてからでないとご加護がないとされています。
塩竈街道沿いにあって、境内に老杉と白木蓮があります。近くに駐車場とトイレがあります。
7
荒脛巾神社
(あらはばきじんじゃ)
徒歩
1分
鹽竈神社の末社の一つに数えられ、腰から下の病気に霊験(れいげん)があると云われており、旅の安全を祈願する人々の信仰があります。多賀城の外縁にあることから、外的退散を目的として置かれたとされ、江戸時代には伊達家から社領が寄進されるなど由緒深い神社です。
近くに駐車場はなく、陸奥総社宮に駐車して徒歩で訪ねて下さい。この神社は民家の庭に接していますので、配慮して参拝して下さい。
8
浮嶋神社
(うきしまじんじゃ)
徒歩
1分
小さな丘の上に神社があります。周囲に民家がない時代には、まさしく浮島のように見えたことでしょう。創建年代は不明ですが、多賀城が栄えた平安時代には既に存在していたと伝えられています。